日本人にも多いがんですが、約3人に1ひとりが、がんで亡くなる時代となりました。その中でも、大腸がんによる死亡も、実は年々増え続けています。大腸がんの死亡率では、男性の場合3位で、女性の場合だと1位です。統計から見ても、日本人が大腸がんになる確率は7%から8%はあるということです。
文明病とも囁かれている大腸がんは、日本の食生活が欧米化してきたことに、一つの要因もあると言われています。大腸がんになりやすくなるのは、加工肉やアルコール、赤身の肉など、カロリーの多い食品を過剰に摂取しての肥満が、引き金の一つとなります。大腸がんになりにくくするためには、運動をすることが大事というのもわかっています。食事と運動で、パーフェクトに大腸がんを防ぐことはできないです。
そのため、できる限り早めの発見が大切になってきます。大腸がんは、早く発見することで、治療で治る確率も高いがんです。ただ、困ったことに、初期段階というのは、自覚症状が、ほとんど無い状態です。ですから、がん検診が大切になってくるのです。
日本は様々な面での先進国です。しかしがんに対しては、検診を受ける確率は、あまり高くはありません。特に40歳を超えた人であれば、定期的ながん検診は、自ら行うようにすると良いです。便潜血検査では、便に見てわからないような出血がないかを調べることができます。
便を用いての検査で簡単な検査でもありますが、こういった検査だけでも違います。40歳を過ぎたら、定期的ながん検診をすることで、治療結果も良くなることが見込まれます。