胃がん検診の流れについて

がんの部位別の死亡数で第2位にあげられるものに、胃がんがあります。胃がんが原因で毎年、およそ5万人の方が亡くなっており、初期の場合には自覚症状がない病気となるために早期発見が難しいがんの種類と言えます。日常生活の中で食欲不振や吐き気、貧血、胃の不快感などの症状が複数の日数にわたって継続しているときには、何らかの病気が発生している可能性があると考えたほうが良いでしょう。胃がんの危険因子としては、高齢で男性であること、喫煙や慢性的な胃炎、塩分の多い食事、野菜の摂取量が少ないことなどが挙げられます。

胃がん検診の受診が勧められるのは、年齢が40歳以上の方の場合となります。胃がん検診の検査項目としては、胃部X線検査や胃カメラを使用する胃内視鏡検査、ペプシノゲン法、ピロリ菌検査などの検査があります。胃がん検診の流れとしては、前日の21時以降よる食事を制限して絶食します。施設によっては検査着が用意されているところもありますので、用意されているときには着用して検査を受けます。

胃部X線検査を受診するときには、バリウムを飲むことにおける説明を受けます。胃部X線検査は痛みを感じる検査方法というわけではありませんが、身体に与える影響が大きいものと言えますので、苦手な方の場合には胃カメラを使用する胃内視鏡検査を受けることがおすすめとなります。検査が終了すると、できるだけ早期に飲んだバリウムを便と一緒に排出します。

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