人間ドックコースの選び方について

人間ドックは、実施している医療施設や病院によってその内容はさまざまです。検査項目も半日で終了する短いものから、数日間かけて長期的に調べるコースまであります。全身を徹底的に調べるものから、特定の臓器や疾患に焦点を絞って検査する専門コースまで選択する幅が広いです。そのため、初めて人間ドックを受診する人にとっては、どのコースや検査オプションを選ぶのがよいか迷うことがあります。

そのときは、受診を考えている医療機関に予約するとき、担当のスタッフと相談して決めるのがひとつの方法です。また、自分の年代や性別、生活習慣から罹りやすい病気を検査できる人間ドックを選ぶのもおすすめです。日本人の死亡原因を占めている悪性腫瘍や心臓疾患、脳疾患を検査できるコースが人間ドックのなかでは人気があります。悪性腫瘍の場合は、一度の検査で全身のがん細胞を発見できるPET検診がおすすめです。

PET検診は、FDGと呼ばれるブドウ糖に似た薬を体内に投与した後は、1時間ほど横になって安静にしているだけで検査が終わります。体への負担や婦人科検診のように服を脱ぐなどの精神的なストレスがないため、人気があります。心臓疾患や脳疾患を調べたいときは、「心臓ドック」「脳ドック」がおすすめです。このコースは名前の通り、特定の臓器の状態と病気を発症する可能性について専門的に調べることができます。

心臓ドックでは、心筋梗塞や狭心症などが発見できます。脳ドックでは、自覚症状がでていない隠れ脳梗塞なども早期発見できます。

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