人間ドックの必要性を問う人もいるでしょう。毎年数回会社が実施している健康診断を受けているのに、それに対して人間ドックを受けるメリットがあるのか、疑問を感じる人も多いようです。簡潔に言えばあるとしか言えません。本来会社などで行われている健康診断は、コストを抑えた健診になり最低限の検査をして全身を見るというものです。
一方人間ドックは、健康診断よりももっと詳しく調べるために精度を高めた全身を見るものという解釈をして良いでしょう。また健康診断と決定的な違いがあるとすれば、特定の臓器を集中して検査することができる点です。よく市の広報誌などで掲載されていることも多い、がん検診がそれにあたります。40歳を過ぎた人が対象になり、補助金制度がありますので利用している人も多くなりました。
健康診断では決して行うことがない発見する精度が高くなっている医療検査器を用いて行いますので、健康診断で見つけることができなかった病変を発見することができる可能性があります。だからといって健康診断が役に立たないというわけではありません。健康診断も健康を維持するため、または取り戻すために一役買う役割を担っています。たとえば行った後は適切なアドバイスが載っています。
この通りにすれば健康体になれますよというものですので大変意義があるものです。健康診断を受けて不健康を指摘され、人間ドックを受けるようになった人もいます。一番良いのは健康診断を受けてから特定の疾患をみつけるために人間ドックという流れが良いでしょう。