男性が発症する薄毛の種類として、AGAと呼ばれるものがあります。AGAは日本人男性のうちの3人に1人の割合で発症する薄毛と言われており、男性ホルモンの影響によってヘアサイクルが乱れて、髪の毛が薄くなる症状を指します。現在ではAGAによる薄毛の原因は解明されており、男性ホルモンのテストステロンと、還元酵素の5αリダクターゼが結合して生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)による影響で、髪の毛が抜けてしまうことがわかっています。AGA治療を行っているクリニックを受診することで、プロペシアなどのAGA治療薬を処方してもらえますので、症状の改善を目指すことができます。
クリニックではプロペシアの処方だけでは、症状が良くならないときには、血行を促進させる作用のあるミノキシジルを併用して処方します。これらの医薬品による治療以外にも、患者個人に適した生活習慣の改善方法などのアドバイスをクリニックに行けば受けることができます。プロペシアに配合されている成分であるフィナステリドは、5αリダクターゼの働きを抑制させることができるので、その効力によって抜毛を減らすことに繋げられます。AGA治療は患者個人に合う薬を処方する必要がありますので、育毛作用が期待できる育毛剤を塗っておけば症状が良くなるというわけではありません。
そのために自分自身に適した治療法をしていくことが大切となりますので、専門医のいるAGA治療を行っているクリニックに通うことが良い方法と言えます。