がん検診の特徴について

がん検診は、健康診断では発見しきれないがんの発見に特化した検診です。流れとしては、第一次検査(スクリーニング)で健康な人と、がんの疑いのあるに振り分けます。腫瘍マーカーという、がんの指標となる物質が体内にあるかどうかを調べます。ここで異常が見つかった場合には精密検査を行ない、本当にがんかどうかをみきわめます。

多くはCT検査や内視鏡検査、超音波検査で詳しく調べます。また、組織そのものを調べる生検も組み合わせることがあります。ここで確定診断された場合に医療機関での治療に入ります。がんの早期発見のために、40歳代以降は年に1回はがん検診を受けることが勧められています。

がん検診は、身体の部位によって検査方法が異なります。主に、胃、肺、大腸、乳などについて検査します。胃がん検診ではX線検査、肺がんでは肺部X線検査、大腸は便潜血反応検査、また乳がんでは触診とマンモグラフィーなどを行ないます。日本人の死亡原因の第一位ががんで、毎年約30万人ががんで死亡しています。

完全にがんの予防をすることが難しいため、がん検診を受けることで早期に発見し、早期治療に結びつけることが重要です。早期発見、治療により治せる可能性がより高くなります。また、検診によってほかの病気を発見できることもあります。多くの自治体では無料、あるいは小額の自己負担で検診が受けられる制度が多くあります。

また、人間ドックで自己負担のオプションをつけることもできます。

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