がん検診の結果を知ることが怖いからという理由で、検診を受けたがらない人が多いのも日本人の特徴です。がんは死を直結するイメージを抱く人が多い病気でもあり、また日本人の死亡原因もがんが多いのが現状です。しかし昔と比較すると、医学は劇的に進歩を遂げ治療することで治す病気になりました。またがんを治療して完治させるために欠かせない原理として、早期発見早期治療があります。

早く見つけて治療をすることで、予後も良く完治を期待でき、命を救うことができます。確かに知ることはとても怖いことですが、早く見つけて治療を開始することで、がんは治せる病気です。それをしっかりと認知することでがん検診に対して恐れを抱かないで受診することも可能になるでしょう。治せる病気だから、怖くないという気持ちを持って、たとえがんが発見されても早く見つけることができれば、治療できる見通しを立てることもできます。

またがん検診を受ける多くの人は、至って健康である人が多いです。がんは自覚症状がないときは初期の段階が多く、自覚症状を感じるようなことになれば進行を意味しています。進行を許すと治療期間も長くなり、治療の範囲を大きくなってしまうという特徴があります。そのようなことを防ぐためにも、がん検診を受けて自覚症状がない時にしっかりと見つけることが大切です。

またがん検診で異常が見つかったとしても、精密検査の結果で異常は見つからなかったという人も多いですので、力まないで受けるのも良いでしょう。