積極性が求められるがん検診

残念なことに健康体である時に、自分の体について関心を持てていない人が圧倒的に多いです。健康に関して関心を抱くときといいうのは、病気や健康診断の時になんらかの異常が認められたときであることがとても多く、なんらの警鐘を受けたときにしか自分の体について関心を持てない人が多いという現状があります。日本においてがん検診の受診率が欧米に比べると非常に少ないのが問題になっています。日本では自治体が実施している比較的安く数千円でがん検診を受けることができる環境が整っているにもかかわらず、とても受診率が低いです。

特に他のがん検診よりの対象年齢が低い20歳を過ぎて受診するのが推奨されている子宮頸がんの検診受診率は2割程度と言われています。出産を控えている若い女性が、自分の体に関して関心を持てていないという現状があります。また若い人だけではなく、がん検診を受けた方が良いとされる体に何らかの異常をきたしやすい40歳を過ぎた人の関心が低いことも問題です。このような特定の病気を見つける検診というのは、自分で積極的に動かなければ発見率は低くなります。

せっかく受けやすい検診できる環境が整っているのに、それを利用しないというのはもったいない日本でもあるのです。職場でがん検診を受けることができる職域検診や、自ら医療機関に足を運んで受診するといったこともできます。お住まいの自治体に問い合わせてみればすぐにわかりますので、積極的に受けるようにしましょう。

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