受けていますか?子宮頚がん検診

女性のみなさん、子宮頚がん検診を受けたことはありますか?子宮頚がんといえばワクチンの副作用ばかりがクローズアップされる傾向にありますが、そもそもどんな病気なのか、検診はどのようなものなのか十分理解されていないのが現状です。「子宮頚がんがワクチンで防げる」と言われるのは、子宮頚がんのほとんどがHPV(発がん性ヒトパピローマウイルス)というウイルスによって引き起こされるからです。HPVに感染してもその多くはがん化せずに自然消滅しますが、重要なことは「HPVはほとんどの場合、感染者との性交渉によって感染する」ということです。性交渉の経験があるすべての女性にHPVのリスクがあるのです。

リスクがあることがわかれば、不安になりますよね。この不安を払拭するのが子宮頚がん検診です。HPVに感染しているかどうかの検査もありますが、感染がないにもかかわらず陽性と判定される「偽陽性」が出てしまう可能性もあります。一方、子宮頚がんの細胞診は、40年のデータの蓄積によってその有効性が明確に証明されている数少ない検診法です。

「がん検診」というと、何をするの?痛みは?時間はどれくらいかかる?と疑問や不安でいっぱいになっていまいますが、子宮頚がんの細胞診は、綿棒のようなもので子宮の入り口付近をこするだけの簡単なものです。かかる時間は5分程度、痛みもほとんどないのです。インフルエンザの判定テストを受けたことのある方は、似たようなものだと考えてください。痛みの感じ方は人それぞれですが、むしろインフルエンザの判定のほうが痛かった、と言う人もいるくらいです。

他のがん検診に比べて手軽で有効性が高いにもかかわらず、受診率が20%ほどという子宮頚がん検診。自分自身を守るために、少しの勇気を出して受けてみてはいかがでしょうか。

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